【タイの田舎の小さな家から】タイの仏教を30日で学ぶ – タイの仏教を30日で学ぶ – Day 3:四諦と八正道(したいとはっしょうどう)

タイの仏教を30日で学ぶ – Day 3:四諦と八正道(したいとはっしょうどう)

仏教の根本的な教えといえば、「四諦(したい)」と「八正道(はっしょうどう)」 です。これは、お釈迦様が悟りを開いたときに説いた“人生の真理”と“苦しみから抜け出す道”のこと。タイ仏教でも、僧侶の説法や瞑想の基本となっています。


🌿 四諦(したい)とは?

「諦(たい)」とは「真理」という意味。人間の苦しみの原因と、その克服法を4つにまとめたものです。

  1. 苦諦(くたい) – この世は苦しみに満ちている(生・老・病・死 など)

  2. 集諦(じったい) – 苦しみの原因は「欲望」や「執着」

  3. 滅諦(めったい) – その苦しみをなくすことができる

  4. 道諦(どうたい) – 苦しみをなくすための実践の道、それが「八正道」


🕊️ 八正道(はっしょうどう)とは?

お釈迦様が示した「正しい生き方」の8つの実践です。

  1. 正見(しょうけん) – 正しく物事を見つめる

  2. 正思惟(しょうしゆい) – 正しい考え方を持つ

  3. 正語(しょうご) – 嘘や悪口を言わない

  4. 正業(しょうごう) – 正しい行いをする

  5. 正命(しょうみょう) – 正しい生き方・職業を選ぶ

  6. 正精進(しょうしょうじん) – 努力を怠らない

  7. 正念(しょうねん) – 今この瞬間に心を向ける

  8. 正定(しょうじょう) – 瞑想で心を落ち着ける


Tensui
Tensui

💫 今日できること

  • 自分の一日の中で「正語(しょうご)」を意識してみましょう
    →「ありがとう」「大丈夫」「ごめんね」など、優しい言葉を選ぶだけでOK。

  • 何かに執着して苦しんでいると感じたら、一度深呼吸して“手放す練習”をしてみましょう。


タイの僧侶たちは、日々この八正道の教えをもとに生活しています。
明日は、仏教の修行の柱「五戒(ごかい)」について学びましょう。


💡 ポイント

  • 四諦と八正道は「理論と実践」

  • 難しく考えず、「日常の小さな行動」に落とし込むのがコツ

  • タイの寺院の説法(タムマ)を聴くとき、この教えが根底にあります

タイの仏教

Posted by mon1127