【タイの田舎の小さな家から】【タイ移住30日間シリーズ:第26日目】 「タイの祝日と仏教行事 ― 暮らしに息づく信仰とリズム」

【タイ移住30日間シリーズ:第26日目】
「タイの祝日と仏教行事 ― 暮らしに息づく信仰とリズム」
タイの生活は、仏教の教えと密接に結びついています。
カレンダーを見ると、ほとんどの祝日が“仏教行事”に関連しており、人々の暮らしのリズムを優しく包んでいます。
今日は、タイの主要な祝日と仏教行事を知って、タイの「信仰のリズム」を感じてみましょう。
■ タイの代表的な祝日一覧(仏教行事中心)
| 月 | 行事名 | 内容 |
|---|---|---|
| 2月 | マカブーチャ(万仏祭) | 釈迦の教えを聞くために1,250人の弟子が集まった日。夜にはキャンドル行進が行われます。 |
| 4月 | ソンクラン(水かけ祭り) | タイ正月。家族で仏像に水をかけ、年長者の手を清めて祝福します。全国が“水の国”に! |
| 5月 | ウィサーカブーチャ(仏誕節) | 釈迦の誕生・悟り・入滅が同じ日に起きたとされる神聖な日。全国で禁酒日になります。 |
| 7月 | アサラハブーチャ(初転法輪の日) | 仏陀が初めて教えを説いた日。多くの人が寺院で祈りを捧げます。 |
| 7月〜10月 | カオパンサー(入安居) | 僧侶が雨季の3か月間、修行のため寺にこもる期間。信者は寄進や托鉢を行います。 |
■ タイ人の信仰と日常
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朝は僧侶への托鉢で始まる家庭も多い
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家や会社の前には「精霊の家(サーンプラプーム)」を設置し、お供えをする
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新月・満月の日には肉や酒を控える人も
こうした小さな習慣が、穏やかで思いやりある国民性を育んでいるのです。
■ 日本人移住者にとってのポイント
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祝日は銀行や役所が休みになるため、手続きは要注意
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仏教行事ではアルコール販売が禁止されることがある
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地方によっては独自の祭り(灯籠流し・キャンドルフェスなど)も魅力的

✅ 今日のまとめ
タイでは「信仰」が“生き方のリズム”になっています。
祝日をただの休日として過ごすのではなく、少し足を運んでお寺の祈りに触れてみると、タイの心が見えてきます。
📍次回(第27日目)予告
「タイの自然とレジャー ― ビーチ・山・国立公園で癒やされる休日」


