📘 90日でわかる BlackArch Linux ―Day 1|BlackArch Linuxとは何者か(Kaliとの違い)

Day 1|BlackArch Linuxとは何者か(Kaliとの違い)
「BlackArch Linuxって、なんか黒くて強そう…」
そんな第一印象の人、多いと思います。
結論から言うと、
**BlackArchは“セキュリティ研究用の超・本格派Linux”**です。
ただし、使いどころを間違えると
👉 危険にもなる“諸刃の剣”。
まずは正体からゆるっと解剖していきましょう。
■ BlackArch Linuxって何?
BlackArch Linuxは、
Arch Linuxベースのセキュリティ特化ディストリビューションです。
特徴をざっくり言うと👇
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🧰 3000種類以上のセキュリティ関連ツール
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⚡ とにかく軽い・速い(Arch Linux由来)
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🧠 玄人向け(初心者にはちょっと厳しい)
もともとは
**ペネトレーションテスト(侵入テスト)**や
セキュリティ研究・検証のための環境。
なので、
「普段使いのLinux」にするものではありません。
■ Kali Linuxとの違い(よく比較される2強)
セキュリティLinuxといえば
有名なのは Kali Linux。
この2つ、方向性がけっこう違います。
| 項目 | BlackArch Linux | Kali Linux |
|---|---|---|
| ベース | Arch Linux | Debian |
| 難易度 | 上級者向け | 初心者でも可 |
| 軽さ | 超軽量 | やや重め |
| ツール数 | とにかく多い | 厳選されている |
| 日本語情報 | 少なめ | 多い |
| 学習用途 | 研究・深掘り | 入門・学習向き |
ざっくり言うと…
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Kali → 教科書付きの実習室
-
BlackArch → 工具だらけの職人の作業場
■ BlackArchは危険? それとも悪いOS?
ここ、かなり誤解されやすいところ。
BlackArch自体は
ただのLinux + セキュリティツール集。
包丁と同じで👇
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料理に使えば便利
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振り回せば危険
というだけの話です。
❌ やってはいけないこと
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他人のWi-FiやWebサイトを勝手に調査
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実在サービスへの攻撃テスト
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許可のないネットワークのスキャン
→ これ、普通に違法です。
✅ やっていいこと
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自分のPC・自分のサーバー
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仮想環境(VirtualBoxなど)
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CTF(学習用の合法ハッキング演習サイト)
-
ログ解析・防御研究
このシリーズでは
「攻撃を学んで、防御を理解する」
という安全な使い方に限定して進めます。
■ なぜあえてBlackArchを選ぶのか?
正直に言うと、
初心者だけなら Kali で十分です。
それでもBlackArchを扱う理由は👇
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✔ ツールの選択肢が圧倒的
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✔ Arch Linuxベースでカスタマイズ自由
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✔ 「道具に振り回されない力」が身につく
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✔ 書籍化したときに“尖った切り口”になる
つまり、
**“セキュリティを思想として学ぶ入口”**として
BlackArchはちょうどいい題材なんです。
■ Day1のまとめ
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Tensui
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BlackArchは
👉 超本格派セキュリティLinux -
Kaliは入門向け
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BlackArchは研究者・上級者向け
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使い方を間違えると危険
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正しく使えば
👉 防御の理解が一気に深まる
▶ 明日の予告(Day2)
Day 2|「合法」と「違法」の境界線を正しく理解する
→ どこからがアウトなのか?
→ 実例ベースで超わかりやすく整理します。 -



















