タイ人は、なぜこんなにKFCが好きなのか?

タイ人は、なぜこんなにKFCが好きなのか?
バンコクを歩いていると、
「さっきも見たな、KFC」
「ここにもあるの?」
と思うこと、ありませんか。
実はタイでは、KFCは**マクドナルド以上に“生活に溶け込んだファストフード”**と言われる存在。
ショッピングモールはもちろん、地方都市、下手すると田舎のガソリンスタンド横にまで、赤と白のカーネルおじさんが普通にいます。
タイ人のKFC好きは、
「ジャンクフードが好き」
というより、
“日常の風景の一部”
になっている感じがするのが面白いところです。
フライドチキン=KFC、という強さ
日本だとフライドチキンは、
コンビニ、からあげ専門店、スーパー惣菜…と選択肢が豊富ですよね。
でもタイでは、
「みんなで食べるフライドチキン=KFC」
というイメージがかなり強め。
家族でシェア
友達とバケット
職場で差し入れ
「とりあえずKFCにしとけば外さない」
そんな安心感があります。
しかも味は完全にタイ仕様。
基本はスパイシー。
逆に日本でおなじみの「オリジナル(あまり辛くないやつ)」が、
「今日はないよ」
と言われることも珍しくありません。
日本人からすると、
オリジナル味がレアキャラ
という逆転現象が、じわじわきます。
屋台チキン VS KFC、それでもKFCが選ばれる理由
もちろん、タイには強烈なライバルがいます。
屋台のガイトート+カオニャオ(もち米)。
正直、
「味だけなら屋台の方がうまい」
という声も多いです。
それでもKFCが選ばれる理由は、たぶんこのあたり👇
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エアコンの効いた店内で涼める
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どこで食べても味がほぼ同じ
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バケットを囲む“イベント感”がある
味+空間+体験をセットで売っているのが、KFCの強さなのかもしれません。
バンコクのKFCは「日常」、田舎のKFCは「イベント」
ここ、田舎暮らし目線だと一番違いを感じるところです。
バンコクの場合
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駅前やモールに普通にある
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ランチ、軽食、テイクアウト
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「今日はKFCでもいいか」レベル
完全に日常。
タイの田舎の場合
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最寄りは県都のBig CやLotus
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行くには車で1時間以上
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「せっかくだからKFC買って帰ろうか?」と家族会議
バケットを持ち帰ると、
家の空気がちょっと明るくなる。
KFC=都会に出た日のご褒美イベント
という立ち位置になることが多いんです。
キャンペーンが始まると、なぜかみんな嬉しそう
「バケット299バーツ」
「1つ買うと1つ無料」
こういうキャンペーンが始まると、
タイのSNSは一気にざわつきます。
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誰か一緒に買わない?
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同僚と割り勘しよう
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家族全員集合!
半分はお得情報、
半分はネタとしての盛り上がり。
KFCは、食べ物というより
「話題を共有する装置」
みたいな存在になっている気もします。
日本で言うと、
「スタバ新作」+「年末のケンタッキー」
を足したようなポジションかもしれません。
日本人目線で見る「タイ人のKFC愛」
バンコク在住の日本人にとっては、
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暑くて料理したくない日の救世主
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タイ人同僚とシェアしやすい無難枠
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ローカル飯に疲れたときの安心感
そんな使い方がちょうどいい。
一方、田舎暮らし目線だと、
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街に出た日のご褒美チキン
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KFCの日だけ家族のテンションが高い
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屋台チキンと食べ比べてニヤニヤ
小さいけど確かな幸せを運んでくれる存在です。
さいごに:KFCのバケットは、タイの日常そのもの

40年以上、KFCはタイ人の生活に溶け込み、
いつの間にか文化ネタになりました。
家族、職場、若者、地方都市。
KFCのバケットを眺めていると、
タイの今の暮らしが、そのまま詰まっているようにも見えてきます。
今日もどこかで、
赤と白の看板の下に、
小さな行列ができているのかもしれません。

















