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📘 90日でわかる BlackArch Linux ―Day 12|ユーザーと権限の仕組み

Day 13|sudoの意味と危険性

― “とりあえずsudo”が一番危ない理由 ―
(第2部:Linux基礎編|BlackArch以前に知っておくべきこと)


はじめに|sudoは“便利”であり“地雷”でもある

BlackArchを触り始めると、
誰もが一度はこの行動を取ります。

「エラーが出た」
「よく分からないけど sudo を付けた」
「お、動いた!」

この“成功体験”は、
Linux学習における最大の地雷です。

なぜなら sudo は
👉 問題を解決したのではなく、
力ずくで黙らせただけ

だからです。


1. sudo とは何か?(本当の意味)

sudo は一言でいうと、

🔑 「今だけ管理者(root)になるための鍵」

普段は一般ユーザーで作業していても、
sudo を付けると
そのコマンドだけ root 権限で実行されます。

例:

sudo pacman -S nmap

これは
「システム全体にツールを追加する」
という操作なので、
管理者権限が必要=sudoが正解です。


2. sudo が“危険”とされる本当の理由

sudo が危険なのは、
“何でもできてしまう”からです。

sudo 付きコマンドは:

  • OSの中身を書き換えられる

  • 設定ファイルを壊せる

  • ネットワーク設定を破壊できる

  • 最悪、OS自体を起動不能にできる

初心者あるあるはこれです👇

「ネットの記事のコマンドを、
そのまま sudo 付きでコピペ」

これは
👉 “爆弾の解除手順を理解せずにスイッチを押す”行為
と同じです。


3. 「動いた=正解」ではない

sudo を付けると、
本来ブロックされる操作も通ってしまいます。

つまり、

  • ✔ エラーが消えた

  • ❌ 何が起きたか分からない

  • ❌ 取り返しのつかない変更が入る

という状態が起こり得ます。

Linuxでは、

❌ sudo が必要=正しい操作
ではなく
✔ sudo が必要=危険な可能性がある操作

と考える方が安全です。


4. sudo を使っていい場面・悪い場面

🟢 使っていい代表例

  • パッケージのインストール

  • システム設定の変更

  • サービスの起動・停止

  • ネットワーク設定の変更

👉 「システム全体」に影響する操作


🔴 できるだけ使わない場面

  • 自分のホームフォルダ内の操作

  • ファイル閲覧

  • 普段のコマンド練習

  • 意味が分からないコマンド

👉 「自分の作業範囲だけ」で完結する操作


5. sudo 事故を防ぐ“1行ルール”

sudo を実行する前に、
この一文を自分に問いかけてください。

「これは“システム全体”に影響する操作か?」

  • YES → sudo を使ってよい

  • NO → sudo 不要

この1行ルールだけで、
事故率は体感で8割以上減ります。


6. BlackArch初心者の安全ルール(sudo編)

  • ✔ 「とりあえずsudo」をやめる

  • ✔ コピペ前に1行ずつ意味を読む

  • ✔ 設定変更前はスナップショットを取る

  • ✔ 少しでも不安なら実行しない

BlackArchは
“失敗から学ぶ”OSですが、
“取り返しがつかない失敗”まで味わう必要はありません。


Day 13 まとめ(理解チェック)

  • Tensui
    Tensui

    • sudo は「一時的な管理者権限」

    • sudo は便利だが、最も危険な操作でもある

    • “エラーが消えた”=正しい、ではない

    • sudo は「理由が説明できる時だけ」使う


    ▶ 次回(Day 14 予告)

    Day 14|プロセスとサービス管理
    → BlackArchは「裏で何が動いているか」を知らないと怖い
    → 勝手に動いているものを“見える化”する
    → セキュリティ視点でのプロセス監視入門

 

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