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30日で学ぶ はじめてのタイ仏教 Day11|女性と仏教:尼僧が少ない理由

 

Day11|女性と仏教:尼僧が少ない理由

― タイのリアルをやさしく解説 ―

タイは仏教国。
でもよく見ると――

👉 お坊さんはたくさんいるのに、
👉 尼僧(女性の出家者)はほとんど見かけない。

なぜでしょうか?

今日は少し踏み込んで、
でもできるだけ分かりやすく整理します。


🧘‍♂️ まず事実:正式な「尼僧制度」が弱い

タイの主流は
上座部仏教(テーラワーダ仏教)

この伝統の中で、

  • 男性の正式出家制度は確立

  • 女性の正式な比丘尼(尼僧)制度は歴史的に途絶えている

という事情があります。

そのためタイでは、

👉 女性は「メーチー」と呼ばれる白衣の修行者になることが多い

でもメーチーは、
男性僧侶と同じ正式な地位ではありません。

ここが大きなポイントです。


📜 なぜ制度が途絶えたの?

歴史的には、

  • 古代に女性出家制度が消滅

  • 再受戒の正統性が議論になった

など複雑な経緯があります。

上座部仏教は
「伝統を守る」姿勢が強いため、

👉 新しく制度を作ることに慎重

という背景があります。


👩 では女性は仏教に関わっていないの?

そんなことはありません。

実は、

  • お寺の運営を支えるのは女性が多い

  • タンブン文化を日常で支えているのも女性

  • 家庭の仏教的価値観を伝えるのも女性

という現実があります。

つまり、

👉 表に立つのは男性僧侶
👉 支えているのは女性

という構図が強いんですね。


🏙️ 今どき事情:変化は起きている?

近年は、

  • 女性の正式出家を支持する動き

  • 海外で受戒して帰国するケース

  • 若い世代の価値観の変化

なども出てきています。

ただし、
まだ社会全体としては
慎重な空気が強いです。

タイは急進的に変わる国ではなく、
ゆっくりと調整しながら変わる国

このテーマもまさにその途中段階です。


🧠 大事なのは「単純な差別」ではないこと

外から見ると、

「女性差別では?」
と感じるかもしれません。

でも実際は、

  • 伝統の継承問題

  • 宗教的正統性の議論

  • 社会構造の問題

が複雑に絡んでいます。

単純な善悪ではなく、
歴史と伝統の問題なんですね。


🇯🇵 日本との違いを一言で

日本:
👉 尼僧の制度は存在している

タイ:
👉 制度が弱く、立場が限定的

ただし、
どちらも社会との関係の中で
形が作られています。


✍ 今日のまとめ(30秒)

  • Tensui
    Tensui

    • タイでは尼僧が少ない

    • 歴史的に正式制度が途絶えた

    • 女性は裏方として大きな役割

    • 今はゆっくり変化中


    次回 Day12 は
    「なぜタイ人は怒らない?仏教と“マイペンライ”の関係」
    タイ的メンタルの核心に入ります。

 

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